概念設計、イノベーション、IP の相互関係を理解すること。

製造メーカーが革新的な新製品を創り出すために、優れた概念設計または概念モデルの開発が必要です。

製品開発の最初のフェーズが、その新製品の最終的な成功だけでなく、時間と予算を浪費する開発サイクル工程後半での変更の予防にも、重大な役割を果たします。設計プロセスのこの初期フェーズで、広範な設計オプションについて議論したり、綿密に調べたり、すり合わせたり、絞り込んだりしてから、設計を次工程の詳細設計に進めます。

「概念設計のトレンド」というテーマで PTC が実施した最近の調査で、次のような説明に同意するかどうかを訊きました。

「ビジネスに成功するためには、新製品でのイノベーションが必要です。イノベーションは優れた概念設計に依存します」

参加者の大半 (83%) は「同意する」、その約半分 (45%) は、「かなり同意する」との回答でした。アイデアを創出、検討するこの段階では、設計案が最良の選択肢かどうかを見極めるため、多くの点が考慮されます。たとえば、以前の設計やアイデアを流用したり、ベースにできるかといった点です。このような、設計を再設計したり加工したりするテクノロジは、現在、皆さんの会社の中に存在しますか。そして、機能/設計パラメータは満足いくものでしょうか。パフォーマンスの向上のためにどのような新しい材料を使用できるか判断するこができますか。そのアイデアまたは設計が特許を受けることができるか判断できますか。他の IP を侵害しますか。

このような質問に回答して、革新的な新製品のアイデアを発展させるための鍵は、新しいアイデアの創造を促して容易にするプロセスを整備することです。設計プロセスのこの段階に重点を置くことが重要であり、成功を収めるためには、設計者とエンジニアにそのための十分な時間を与えることがなによりも大切です。製造メーカーは新製品のアイデアを創造するために必要な時間に投資する必要があります。そうしないと、製品パイプラインは停滞してしまい、ビジネスが停滞します。

概念設計と IP

革新的な概念設計は、製造企業にとって重要な財産であり、安全に保護される必要のある重大な知的財産 (IP) です。

PTC によるアンケートで、企業にとって「概念フェーズが IP の豊富な源かどうか」を尋ねると、アンケートの参加者 193 人のうちの 70% は「もちろんそうです」と回答しました。「概念設計中に IP を識別して保護するために、整備されている全社レベルの手続きが整備されているか」という質問に対し、半数を少し上回る (56%) は「もちろんあります」と回答しました。ただし、残りの 23% は「社内でこのステージ中に IP を保護するための手続きは整備されていない」と回答しました。

IP の保護は、すべての製造メーカーが優先事項とするべきです。各開発プロジェクトを文書化するための手続きを確立・維持する必要があります。概念開発チームの 1 人のメンバーを指名して、電子的にまたはエンジニアリング ノートに、プロジェクトの進展を文書化および記録するように、指示することが必要です。このレコードには、プロジェクトにかかわる製品または方法の調査、開発、テストについて、それらの担当者の日次の活動を含めなければなりません。

継続的な開発活動がプロジェクトの期間中に行われたことを明示することは重要です。これらのレコードは、IP の所有権に関して論争が生じた場合、非常に貴重になることが実証されるでしょう。

「イノベーションこそが先導者と追随者との違いです」 – Apple 社のスティーブ・ジョブズ (Steve Jobs)

通常は創造とイノベーションを同じ事と考えられがちですが、そうではありません。創造は、新しいアイデアを生み出すことです。これに対して、イノベーションは、組織内でのそれらのアイデアを適切な実装することです。創造に比べ、イノベーションは困難であることが多いでしょう。その理由は何でしょうか。

組織が必要とする時間、資金、リソースの点を考えると、概念設計には多大なコストがかかります。ただし、イノベーションを行わないと、長期的にはよりコストのかかる結果になる場合があります。そして、そのような企業は、競争市場において先導者ではなく、追随者になります。競争相手が新しいイノベーションを市場に出すと、企業は反応します。製造メーカーがイノベーションを継続しない場合、もはや将来、主導権を握ることはできません。自社の既存の製品がライフサイクルの終了を迎えると、ゼロ成長という結果になります。今日の競争市場で生き残るために、製品主導の企業は、市場における追随者ではなく、先導者になる必要があります。そのための鍵は、イノベーションへの継続的な投資です。

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