Creo と "2D から 3D への変換"

概念設計から、入札と RFP、土壇場での変更まで、各製品開発サイクルにはさまざまなプロセスが存在します。その中で、驚くほど少人数しか関わることのないプロセスがあります。それは 2D から 3D への変換です。

数年前、Aberdeen Group 社は、ソフトウェア ベンダーについて、ある統計を発表しました。
3D CAD が 20 年間以上市販されてきたという事実にもかかわらず、製品の設計に携わる人の 85% は主に、2D 設計または図面のみを使用しています。

その理由は何でしょうか。それは、2D 設計が今も有用だからです。2D 設計では、機能的で、テスト済みで、そして信頼性の高いシステムが、すでに企業内に整備されていることがわかっています。それが、3D への変換により、課題とリスクが生じます。たとえば、チームが新しいソフトウェアに重点を移すにつれて、レガシー データの移行と時間の損失で、設計者と彼らの上司は翻弄させられるのです。

3D のメリット

最初の 3D CAD システムが 23 年前に普及していたとしたら、そのメリットは、当時、広く伝えられていたかもしれません。そうではない今、改めて 3D のメリットを簡単にご紹介しましょう。

  • 仮想プロトタイプの増加。物理プロトタイプの減少は、コストの削減、変更オーダーの減少、新しいアイデアに対するより自由な試みにつながります。
  • 再利用。設計時間が節約されます。特に、ダイレクト モデリング環境で、企業は部品またはアセンブリを再利用して、新製品全体を開発することにより、設計を加速します。Creo のダイレクト モデリングのユーザーにとっては珍しくはありませんが、以前に設計された部品をモデルの最大 50% に活用することにより、開発期間を短縮できます。
  • アドオン機能の拡張。より強力な設計分析、より迅速なモデリング、後工程のユーザーによる設計の自動更新などが可能になります。
  • ビジュアリゼーションの強化。社内および社外でのコミュニケーションが向上します。複雑な 2D 図面を把握するには専門知識が必要です。しかし、3D モデルの場合、エンジニアでなくても、簡単に設計をビジュアル化できます。

Creo のダイレクト モデリング手法は欠点に対処

製品設計者に対して、これまで言われてきたメリットを説明しても、ほとんどの設計者は共感しないでしょう。それは、私たちの大多数が 3D 変換を『プロセス』ではなく、『一大イベント』であるかのように誤解しているためです。一方、Creo を活用しているお客様の多くは、その変換を短期間で完璧には行いませんでした。むしろ、それらのお客様は、1 つのプロジェクトまたは小規模な部門で導入を開始し、2D/3D の混在環境で作業しました。その後、長期間にわたって、Creo への依存度を高めていったのです。

  • トレーニング。Creo のダイレクト モデリング手法では、特定の 2D テクニックを 3D 設計でも利用できます。たとえば、2D ジオメトリの移動や引き伸ばしだけでなく、3D モデルの 2D 断面上での設計も可能です。さらに、ジオメトリで直接作業するため、そのソフトウェアは、パラメトリックのソフトウェアに比べ、比較的に習得が簡単です。特に 2D の背景知識のあるダイレクト モデリングのお客様は一般的に、数時間から 2 日以内に、ソフトウェアを使用できるようになります。
  • 混在環境のサポート。明日、貴社が 3D への全面移行を宣言したとしても、サプライヤ、パートナー、顧客はまだ 2D を扱う可能性があります。実のところ、すべて同種の環境で作業する企業はほとんどありません。ファイルは、2D を含め、複数の CAD システムで作成されています。Creo では、2D または 3D のインポート/エクスポートが必要かどうかにかかわらず、貴社の環境もサプライ チェーンの環境もサポートされます。

Creo のプロセス

Creo アプリを使用すると、2D であっても 3D であっても、さまざまな局面で選択肢が広がる可能性があります。
Creo Sketch には、チームが簡単にアイデアを伝達するために必要な 2D 機能がほぼすべて揃っています。
Creo Schematics では、配線と配管の経路図を作成できます。
Creo Layout は、初期の 2D の概念レイアウトに肉づけをするために役立ちます。こうしたレイアウトは、最終的に 3D 設計に発展させることもできます。その後、パラメトリック デザインの追加、MCAD および ECAD 表示、解析用アプリの使用、さらに 3D からのテクニカル イラストレーションの直接の生成も可能です。
ここでのすべての説明を考慮すると、2D/3D 混在環境を構築可能であることがおわかりいただけるかと思います。また、2D から 3D への変換を『イベント』ではなく『プロセス』と見なす必要があることをご理解いただけるでしょう。画像提供: duzern

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