Creo のお客様事例: 犯罪を防ぐための設計

「製品の中には犯罪を誘発するようなものがある」と、ラトガース大学の研究者である R.V. クラーク (R.V. Clarke) 氏は言います。「ごく一般的に製造された多くの製品が、犯罪の道具として使われたり、犯罪を誘発したりしている」というのが同氏の主張です。同氏が “犯罪誘発性製品” と呼ぶこのような製品には、自動車やクレジット カードも含まれます。窃盗の被害に遭いやすいことがその理由です。犯罪を起こすのは犯罪者であり、製品ではないという見方もありますが、クラーク氏はそうではなく、「多くの理論体系や過去 25 年間の研究結果から、人々が簡単なきっかけで犯罪に走る確率と、生得的な特質によって犯罪に走る確率との間に違いはない」と考えています。これは私たちが感覚的に理解していることです。たとえば私たちは、車のドアに鍵をかけ、シートに高価なカメラを置きっ放しにしないことで、製品の犯罪誘発性を減らし、窃盗犯罪を防止しています。そして設計者もこれを意識しています。現代の自動車のフロントガラスには車両識別番号が刻印されており、クレジットカードには偽造防止のためのホログラムが付いています。設計者は犯罪を防止するため、不正開封を防止する食料品や医療品用の包装技術、カー ラジオ用の取り外し可能なフェイス プレート、小型電気機器用の大型包装技術などを編み出しました。しかし、粗暴犯罪についてはどうでしょう。設計によってこの種の犯罪を防止することはできるのでしょうか。

イギリスの Design Council は可能だと考えています。同委員会は Creo Parametric ユーザーである Design Bridge 社に対し、ガラス瓶による傷害事件を防ぐための取り組みを行うよう要請しました。イギリスやオーストラリアで大きな問題となっているガラス瓶による傷害事件とは、割れたガラス瓶やパブのグラスによる暴行事件のことを指します。揉め事にアルコールが絡むと、誰かがパイント グラスの底部や瓶の首を掴んで振り回すような事件が非常に起こりやすくなります。イギリス政府の推計では、この種の傷害事件が毎年 87,000 件も発生しているそうです。被害が甚大であることは容易に想像が付くでしょう。そこで Design Bridge は Design Council に、パブ用のより安全で犯罪誘発性が低いパイント グラスを製造するために、2 つの案を提出しました。設計の概要と、以前の解決策が却下された理由、そして Design Bridge の解決策については、以下の動画をご覧ください。

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